Compositor: Utsu-P
わたしのてをひいたいのちは
いまもどこかでもえているのかな
はじまりのあいずだけは
どうあひようもなくせんめいだ
まるでかぜをひいたように
あつくなりあかくなりあたまがくるくるり
とりたててふあんでもなくこうでもない
そんなひびをぬるいかぜが
きだるさをゆらして
ひゅるひゅるりひゅるひゅるふく
わたしのてをひいたいのちは
なにひとつとくべつなことしない
あたしをぶきようにこうていし
なんだかはずかしくてかくれてた
もういっかいまだだよもういいよ
いきさえできないほど
よごれたとかいのくうきを
まいばんおなじてんぼうで
すいはいったすいはいったあからがおあ
あのばんどやあのまんがのようなてんかい
そんなだいそれたドラマもなく
ささいなたいおんさを
こじらせてこじらせてますく
あたしのてをひいたいのちは
なにひとつとくべつなことしない
あたしをぶきようにひていし
なんどもはなれてはまたまじわる
それでもいつかはもういいよ
いまあの日のかぜがよみがえって
どうきとめまいぶりかえして
さんじゅうはちどごふんのゆめをみている
ききながしてたうたでないちゃって
いつしかこうねつひいちゃって
こすられたおとしたかんじょうひょうげんむきだしたあ
はじまりもつづきもおわりも
やんなるくらいふつうです
せかいじゅうでひゃくおくかいはありそうな
しょうれいにもならない「あったこと
わたしのてをひいたいのちは
たしかにあのときねつをおびてた
わたしのてをひいたいのちに
たりないものなどなにもなかった
とくべつじゃないひびをかさね
とくべつなことがまたふえていく
ぶきようにぶきようにつづいて
またあの日のかぜよみがえって
どうきとめまいぶりかえして
さんじゅうはちどごふんのゆめをみていた
そしてちょっとだけうしろふりむいて
うすかめるようにゆびさして
さいごのさいごにかんじょうひょうげんなぞるんだ
あのときあのばしょあのことぬるいかぜ
もういっかいまだだよそろそろもういいよ
じゃあね