Compositor: Pianissimo
あめがふりそそぐまどのそろ
きみのなまえゆびでなぞった
いまはだれといっしょにいるの
だれをみつめているのだろう
どれだけねがっても
きみのとなりにたてないのならば
きりとったおもいを
とかすことができたらいいのに
やさしいうそできずつけて
いまはほんのすこしきみのちかくに
せめてゆめのなかだけで
なまえをよぶことをゆるして
あめはつよくきりさいてゆくの
きみとのつながりのすべてを
からみあわなくなったはぐるま
にどとまわることはない
にくむとするほど
いとしいきもちがあふれでるから
きみへのきもちなど
わすれてしまえたならいいのに
あまいときでおぼれさせていまは
ほんとうはわかっているから
せめてせめて
ただいちどだけでもぼくのなまえを
いつの日にかこのおもいが
きえてなくなっても
ぼくのなかのきみは
ずっとあのときのまま
どうかどうかわらっていて
いまいじょうに
どこかしらないほしのしたで
きみがえがおならいいんだ
つたえられなかったあのことばが
いまもむねのなかもがくの
だからくちびるのかたちだけでいうわ
だいすきだった」と